実は JT65-HF での設定で PTT モードが DTR で test PTT が働き、そして送信もできており、VOX にすれば、 test PTT がグレイアウトすることで、モードは DTR で好いと思い込んでいた。
win でも WSJT-X はインストールしてあり、DTR で test PTT は同じくグレイアウトするが、リグの送信ボタンの点灯が約 27 秒ほど遅れる。
Ubuntu でのそれは約 23 秒ほどであった。
いずれにしても、これじゃ正常にデコードされるはずがないと考えるのは当然だ。
それで VOX というヒントをもらって、試してみて納得できた。
夜深い頃になってから EU に向けて JT65 で CQ。
最後の CQ に呼んでくれたのが QTS というサフィックスのロシア局。
普段 SSB ばかりやっていると滅多にお目にかからない QRA –QTZ のサフィックス。
ロシアは雑魚とは言え、こうなると侮れない。
CQ を出す前に呼びに回ったベルギーの局との QSO に対してこの JT65 モードで初めて SWL カードが eQSL から届いていた。
19 日やや早め (22:30Z) にリグの前に座り、ビームを W に向けて JT65 で CQ を発信。
SSB でも KP4 が聞こえたので「行ける」と思った。
ところが呼んでくるのは JA ばかり。
JA に向きを戻したら落ち着いたもの。 DECODE 面はアカで埋まった。
二時間ちょっとで 14 局やって SSB に戻った。
画面はめったに起動しない windows での JT65-HF だったので、メインログが Turbo Hamlog でない私に即座には判断できないが、明らかにファーストだと思った局が多かった。
QSO 自体はそっけなく味気ないが、普段の SSB にない感激を味わえた。
午後からも十局余りやって AJD に 2・4・8 を残すカタチとなった。
多くが eQSL ユーザーとの情報を得ていたので、JT65 モードは国内局もアップロードしようと、ロギングアプリ CQRlog に入力し始めると、案の定、eQSL ユーザーが多かった。
私の CQRlog は LOTW は上手くアップロードできるが、eQSL へはエラーが出る。
こないだから悩んでいたが、 JT65 に使うインターフェイスを別のものに買い替えた。
RigBlaster は「ムダな買い物」になってしまったが、上手に使いこなせない以上どうにもならない。
今回買ったのは SignaLink USB で RigBlaster pro の半分さえない程度のサイズに独自サウンドカード搭載ということで、接続がシンプルという。
不器用な私にはジャンパー線の配置がなかなかうまくできない。こちらを挿そうとしていれば、先に挿したあちらが抜けるってな具合で。
接続して見ると、『アリャ、リグ、ブっ壊した ?』
リグの後ろの ACC ソケットにケーブを挿したあと、リグの電源が消えている。
流石に慌てた。
保護回路で切れたんなら、いいけど・・・。
そう思ってコンセントの電源を OFF にした。
よく取説を読むと MIC のピン配置に合わせるのではなく、ACC のピン配置に合わせなければならないと知った。
さっきよりメンドークサイ(クロスする箇所が二箇所も)配線をしなければならない。
コンセントの電源を ON にすると復帰していた。
今度は問題ないが、JT65-HF を起動しても送信されない。
サウンド設定を確認して見ると USB Sound になっていなかった。
あれこれしている時聞いたのは送信後 30 秒くらいでブーンという音が急になりだし、48 秒くらいに CW 音がした。ナルホド、こんな感じが送信されているのか。
ところが「正しい」設定をすると、今度は送信音が全く出なくなった。
CQ 出して反応を見てみよう。ビームは EU に向いているが、ヨーロッパらしいデコードは出てこなかった。
コールを取ろうとした時、クリックするボタンを間違えてしまった。
その後、もう一度コールされて、今度はまともに対応できた。
ビームが EU である所為か、RS は -24dB というものだったが、こちらからは -7dB だった。
斯くして JT65 デビューが YB となった。 が、交信成立・不成立は彼の判断になるであろう。
eQSL・LOTW ともに参加しているようだが、二時間経ても今のところコンファームされていない。
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