予備知識ナシの申請Lite

局免の期限が 6/07 である。前回はワザワザ windows に行くのがイヤで紙申請していた。

今回は申請 Lite を使ってみようと思った。
今回は win 起動するにキーボードとマウスを切り替えるにメンドーなんで切替器を用意してある。

普段 linux/win 並列起動させることがないので、Linux 機を OFF にして切替器を win 側にして win 機を ON する。通常の Linux は 31.5 インチモニターは DP 接続で三画面だが、win 機には HDMI 接続の一画面。
win は去年の国勢調査以来だ。

  • 3/28 win でユーザー ID 発行手続き。
  • 4/02 win で再免許申請。PayEasy 対応のインターネット・バンキングが必要と知る。
  • 4/03 銀行窓口でインターネット・バンキング申し込み。
  • 4/13 再免許審査通過。
  • 4/16 銀行から初期パスワード届く。ログオン成功。PayEasy にハードトークンが必要と言われ、申請。
  • 4/22 ハードトークンが届いたのを知ったのが夜。銀行サイトにログオンしようにもパスワードミスでロックされる。月曜日でなければ 0120 つながらず。
  • 4/26 銀行に 0120。4/28 00:00JST から有効と。4/28 なら支払期限が切れると考え再免許再申請。
  • 4/27 総合通信局からの FAX 気づかず。初回の番号で支払い手続きの催促。
  • 4/28 総務省サイトから銀行サイトへのリンクが異なることに気づかず、またもやログオンエラー。
    銀行 0120 に電話。ログオンするページがチガウと・・・ 銀行側のページリンクのマチガイなのか、総務省リンクのマチガイなのか。

どうもインターネット・バンキングに二種類のサービスがあるということらしい。

斯くしてやっと再免許の手続きを終わることができた。初回手続きがメンドーってのも・・・
あとで総務省サイトへは Linux からでもログオンができるのは確認はしたが、ソレ以上のことはしていない。

入力ボックスを大きく (2) – CQRlog

Step 7

問題は三行目でしょう。IOTA や DOK/State を調整したい場合に。右端の Award は問題なし。
次の County がクセモノです。これは下にブルーラインが伸びている、つまり Comment to Callsign と連動しているのです。
そして左もスグ左の DOK/State でなくて IOTA にリンクされています。

左チェックを外すだけじゃなく cmbIOTA:TComboBox のプルダウンをてっぺんの (nil) にしておく。 (重要)

editCounty の場合

Left 259 → 299 に変更して Enter を押す。これで New QSO ウィンドウにも反映され、同時に Comment to Callsign も移動する。

editStateを選択

Step 8

DOK/State は排他的に配置されているが、これはフツーに扱うことができる。ただ State はクリックしただけではボックスが出てこないので、オブジェクト・インスペクターの Components 右の (Filter) に editState を入力しても効かないので、下の Comment to QSO をクリックして、オブジェクト・インスペクターでそのスグ下に editState があるので、その editState をクリックした方がいいでしょう。

Step 9

時計アイコンの sbtnTime も削除するワケには行かないが、他のボックスに隠れるならそれもアリでしょう。
全ての調整が終わったら、また外した左チェックをもとに戻す

Step 10

いよいよ試運転。今度はメインウィンドウ。
日本語メニューだと「実行」 → 「実行時引数」をクリック。デフォルトで「コマンドライン引数」に -DEBUG=0 と入っているので 0 → 1 に変更。OK を押す。

コマンド引数

Step 11

スキップエラー

「実行」→「掃除して構築」(英語だと Clean Up and Build) をクリック。そのまま「掃除して構築」をクリック。
「ファイル掃除に失敗」のエラーが出る。

Step 12

ここは無視して「スキップエラー」をクリック。

メッセージ・ウィンドウに<「プロジェクトをコンパイル対象:cqrlog 成功、警告:26」といったグリーン帯が出れば成功。警告数は git したバージョンによって異なるでしょう。

コンパイル成功

実行ボタン

Step 13

「実行」 → 「実行」若しくは Lazarus メニューアイコン三行目のグリーンの右矢印をクリック。
正常に起動できれば OK。

Step 14

この実行で /cqrlog/src に cqrlog という実行ファイルができているハズ。
プロパティを見て 58MB とか 74MB とかになっていればアンカーが中途半端になっていると疑うべきでしょう。

sudo cp /home/$USER/cqrlog/src/cqrlog /usr/bin

で /usr/bin にコピーしてやれば反映された New QSO ウィンドウが開くでしょう。

私が最初やったときは MySQL のエラーが出たり、また起動するのに 20-30 秒かかったり閉じれなかったりで散々でした。

sudo ln -s /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libmysqlclient.so.21 /lib/libmysqlclient.so

したり、dbus-launch –exit-with-session cqrlog debug=1 で起動してやっと正常起動にありついたのでした。
PC のチップセットの所為なのかもしれません。

Saku には「CAT 抜きの CQRlog ユーザーがあるとは思いもよらなかった。」と嗤われしまったが・・・

結果を 11 文字コールの過去の QSO を Monaco 13 で表示してみた。

拡大の結果

入力ボックスを大きく – CQRlog

私はトリプルモニターの右モニターで CQRlog を使う。その右モニターへの距離は凡そ 80cm ほどになる。すると フォントサイズ 9 や 10 ではクロでなくグレイにしか見えずかなり苦しい。
それでフォントサイズは Monaco (スラッシュ・ゼロを含む)11 にする。
すると今度は New QSO ウィンドウで右端が見切れてしまう。QSL list ウィンドウは幅の調整が可能なので 12 のサイズにしようとも問題ない。

CQRlog デフォルトの日付スペース

標準では GTK2 であるが、QT5 で make すればボックスでの左の空きが小さくはなるが、Ubuntu Focal ではフォントもフォントサイズも変更が無視されてしまう。

それで OH1KH Saku から Lazarus による「入力ボックスの変更」を勧められた。需要があるとは思えないが、足跡として記述しておく。オープンソースならではのありがたみですね。

準備

まずは git と lazarus をインストール。

 sudo apt install -y git lazarus

次にソースをダウンロード。

git clone https://github.com/ok2cqr/cqrlog.git

これで Home に cqrlog というフォルダが作られている。

/usr/share に含まれるライブラリを利用するために share というリンクを作る。

cd cqrlog
ln -s /usr/share/ share

これでやっと次のボックスを編集する段階に入れる。

lazarus-ide

lazarus スタート

起動画面右下の Start IDE をクリックすると四つのウィンドウが表示される。

lazarus-4-windows

まずは「プロジェクト」→「プロジェクトを開く」でホームの cqrlog から src をダブルクリックすると cqrlog.lpi があるのでソレを開く。
cqrlog.lpi を開く
「ソース・エディタ」はここでは使わないので閉じておいてもよい。
サイズ調整は「New QSO」と「オブジェクト・インスペクター」で行う
「プロジェクト Project1 の変更を保存しますか?」は「いいえ」で答える。

NewQSO ウィンドウ

「New QSO」は普段見かけぬ表示になっているかもしれない。以前は作者は「コンテスト対応はしない」と言っていたのがコンテスト対応になっている。このコンテスト部分はメニューの Window → Contest をクリックすることで表示され、通常は表示されない。

Step 1

Contest をクリック

最初に右の Contest の文字をクリック。
枠線と天に青いラインが表示される。
オブジェクト・インスペクターでは gbContest TGroupBox がオレンジで表示されているハズ。

Amchors クリック

Step 2

オブジェクト・インスペクターで「プロパティ」の二行目に Anchors があるのでソレをクリック。

Step 3

[akTop,akRight,ak … と表示されるので … をクリック。

Step 4

左にアンカー

すると「gbContest のアンカー」というウィンドウが出てくる。
「左にアンカー」のチェックを外してウィンドウを閉じる。
これをしなければ、ボックス幅を反映しません。

Step 5 に移る前に

例えば一行目の右端は RST rcvd だが、これをクリックして右のセンターの点をドラッグすることもできる。しかし「戻る」という機能がないので、きっちり計算すべきであろう。
また先の gbContest TGroupBox のように「アンカー」が付いているので、どれでもテキトーにということにならない。因みに天のブルーのラインはてっぺんの位置を揃えている。
なので「拡げたい項目」を予め選んでおくとよい。

私の場合は「Call」「Frequency」「Grid」「QSL_S」「IOTA」「DOK」「Date」「Start」「End」。
一行でいくら増やせばいいかを把握しておくとよい。最初は 40px でやったが少し物足りなかったので 50px にした。
ポイントはオブジェクト・インスペクターの Left, Top, Width の三つの値。これらの値はピクセル px 単位である。

失敗したときのために デフォルト値 を挙げておく。ボックス height は Ubuntu focal のとき 38 だったが、今 Hirsute (21.04) では 35 となっている。35 だと Top が 22, 79, 136, 193, 250 となる。Left や Width は変わっていない。

注 意 各ボックスは削除もできるようになっているが、CQRlog が起動しなくなるので、削除はしないこと。

Step 5

基本的には右端から指定していくのがいい。多くがその左のボックスにアンカーされているから。
即ち RST rcvd のボックスをクリックし、オブジェクト・インスペクターで Anchors をクリック、そして … をクリックしてから「左アンカー」のチェックを外す。「上揃え」のアンカーだけになる。そうすれば Left 値の変更が反映できる。
Left の 455 → 495 に変更して Enter を押す。これで New QSO ウィンドウにも反映される。

Step 6

以下このように繰り返す。
左端の Call, Name, ITU, DXCC, Date は左チェックは構わず Width 値だけ大きくすればよい。
二行目までは問題なくできるでしょう。二行目まで終わったら先の外した左チェックをもとに戻す。

これをしなければ、ボックスが重なったり、ウィンドウ幅を拡げてもコンテスト部分のスペースがキープされたりであとで困ります。
またファイルサイズにも影響してきます。lazarus というのは FreePascal のコンパイルツールなのです。