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ニューモード FT8

先月末のロシアのフォーラムで K1JT が新しいモード FT8 に取り組んでいることを知った。

専有幅が JT65 の 1/3 ほどで 14 秒送信、
デコード効率は JT65 より若干落ちるらしいが、
短時間オープンなどのコンディションに有効と言う。
まだアプリケーションとしての発表はなく、ソースからのコンパイルが必要という。

今日フォーラムを見ると、ナント Linux AMD64 用のコンパイル済みアプリケーション deb のリンクが貼ってあった。
早速インストールする。

WSJT-Xv1.80rc1-mode

しかし何も信号は入ってこない。 まだ導入数が少ないのだから致し方なかろう。
073245 に JH1*** の CQ がデコードされたが、 ウォーターフォールに色はついてなかった。
-14dB の信号ではあったが、私のコールには応答なかった。

他の OS 用も http://physics.princeton.edu/pulsar/K1JT/wsjtx.html にあった。

TR (Gabon)

この局 TR8CA は一昨年一度か二度 EU との QSO がデコードされたことがあった。
EU の方が近いし、当時は WSJT-X 1.1 であったため、たといコールバックがあってもデコードされないことがあり得ると思ってコールを躊躇った記憶がある。
今はとりあえず 1.7 r6675。

TR ガボン

しかし今回の信号は充分 QSO 可能な信号であったし QSB も気にせずともいいくらい (-08db – -14dB) だった。
10:04UTC 前の 10 分くらい他のバンドにいたので、 TR の出現に気づかなかったのだった。
周波数を変えてコールすると、赤くなりホッと胸をなでおろした。

件の UA9OGZ 局は一時間半コールし続けてやっと QSO できていたようだった。
信号がなくなったし、73 を送ることも少なかったので、他人事ながら何局 QSO してるかを数えてみた。
二時間弱で 25 QSO もやっていた。それですら途中には CQ も出したり、CQ 局をコールしてたりなのだから。

翌々日朝には eQSL も届いていた。

それにしてもこんなアフリカのど真ん中、滅多にありつけるもんではないと思っていた。

ローカルの友達は TR8 なんて見た事無いようなプリフィックスだったからと 30m JT65 でコールして QSO できたが、「TR なんてカントリー、どこにあるのか知らない」というような幸せものだった。

JTSDK コンパイル –Ubuntu

今まで WSJT-X v1.6.0 r6263 を Ubuntu では使っていた。
Windows では v1.7.0 r6462 の私家版ではあったが、だんだんメンドーになってきた。
私家版はコンパイル済み exe とソースの両方をもらっていた。

一月頃 JTSDK (2.0.19) なる開発者用ツールを紹介されて、それはコンパイルしてインストールできたのだが、その後の WSJT-X に続かずアンインストールしていた。

v1.7.0-devel の deb ファイルや exe ファイルは昨年十二月から 404 Nor Found になっている。
今回 mod15.3 のソースからコンパイルしようとしたが、

CMake Error at CMakeLists.txt:30 (project):
  No CMAKE_Fortran_COMPILER could be found.

make でひっかかり、彼に聞いたところ「JTSDK のインストールが不完全くさい」と聞かされた。
私はてっきりスタンドアローンだと思い込んでいたのだから。

気を取り直し JTSDK をダウンロードし、展開してから

cd ./jtsdk-nix-2.0.20
./autogen.sh --prefix=/usr/local

しかし次の make で止まる。
ふと目をファイラーに向けると README.pkg-lists なるものが飛び込んできた。
ディストリビューションに拠って必要ファイルが異なるらしい。

Ubuntu 14.04, 15.04, 15.10, 16-04
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sudo apt-get install automake asciidoctor clang-3.5 cmake dialog g++ gettext \
gfortran git libfftw3-dev libhamlib-dev libhamlib-utils libqt5multimedia5-plugins \
libqt5serialport5-dev libqt5opengl5-dev libsamplerate0-dev libtool libusb-dev \
libxml2-utils pkg-config portaudio19-dev python3-pil python3-pil.imagetk \
python3-tk python3-dev python3-numpy python3-pip python3-setuptools python-dev \
qtbase5-dev qtmultimedia5-dev source-highlight subversion texinfo xmlto

そしてもう一度 make してみる。

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 Building Documentation
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 Generating HTML Documentation, please wait..
asciidoctor: FAILED: required gem 'coderay' is not installed. Processing aborted. (RuntimeError)
  Use --trace for backtrace
Makefile:85: návod pro cíl „build-doc“ selhal
make: *** [build-doc] Chyba 1

なぜかメッセージがチェコ語だ。
どうやらまだ gem が足りないらしい。
gem をインストールしてもまだ同じメッセージが出る。

「なんで coderay に引用符が付いてるんだろう・・・」
coderay なるアプリもあるようだ。(Synaptic で確認)
それでやっと make を通すことができた。

残るは最後の段階 make install だ。
よもやここでまた悩むとは思わなかった。

..Installing Manpages
install: 通常ファイル `/usr/local/share/man/man1/jtsdk.1' を作成できません: そのようなファイルやディレクトリはありません
Makefile:130: návod pro cíl „install“ selhal
make: *** [install] Chyba 1 

ここで気になったのが /usr の前にある ` だ。
なぜアポストロフでないんだろう・・・。

何気なく /usr/local/share/applications を開いてみた。
ナントそこに JTSDK 2.0.20 のアイコンがある。

JTSDK icon

ダブルクリックしてみる。
てっぺんに JTSDK 12.0.20 と書かれた青い「端末」のウィンドウが起動した。
どうやら成功したようだ。