これまで JTDX を CAT 接続するに
- 1) CQRlog 起動
- 2) Ctrl + J または File –> remote mode for wsjt
で JTDX を起動してきた。 Preference に /usr/bin/jtdx 指定で。
SuperFox Mode が発表されても、JTDX 開発者の UA3DJY Игол がウクライナ侵攻以降 JTDX フォーラムに出てこないので、対応は見込めないかもしれないと考えた。
やむなく WSJT-X との二本立てを決意。–force-overwrite オプションを付ければ dpkg でインストールできると知った。
さて切り替えは?
UDP が何者か知らぬ私に OH1KH Saku は CAT 接続する自体が「知らんうちに」 UDP を使っていると教えてくれた。
それまで 「UDP, 無縁のもの」だったから、てっきりスクリプトで切り替えるものと思い込んでいた。
結果は JTDX/WSJT-X 双方で UDP 使用にチェックを付け、起動したいアプリを起動し、 CAT 接続、それだけでよかった。 つまり複数を切り替えるために UDP 使用ということらしい。
2012 購入の IC-7700M これは旧態の RS-232C 端子はあるものの、現代の USB サウンドを内蔵していないのでインターフェイスは市販の SignaLink USB を使用。
このインターフェイスも CAT 機能はないので昨春探していた。
ちょうど JA4BUA 桑原さんの ICT-18 がヒットして \3,500 で申し込む。
まずは CQRlog の設定。
手入力だとコールサイン・バンド・モードに転記ミスを起こしやすい。
rigctld は /usr/bin/rigctld-jtdx とし、リグデフォルトの 9600 Baupt で設定した。
![](https://blog.utara.jp/wp-content/uploads/2022/01/CQR_TRXcontrol.png)
JTDX の方も CAT 接続にして CAT テストも PTT テストもクリアした。
やがて、時折 CAT が切れることがあったが、そのまま OK OK と二回押せば復帰できた。
そこまでは Ubuntu Focal (20.04) で Hirsute (21.04) も使えてた。
しかし Hirsute 終盤のアップデートから JTDX とリグとの CAT が不可能になった。
とはいえど CQRlog は JTDX からデータを移入しているので、15 分も 20 分もコールバックにかかったりすると、ログは最初のコール時刻になってしまい、あとで手入力で修正。
ICT-18 のランプは高速点滅で異常だということがわかる。
先月ふとしたときに CQRlog で Run rigctld when program starts のチェックを外してみたらどうだろうと思った。
成功だった。 JTDX からエラーもなく、突如 CAT 断線することもなく Ubuntu Impish (21.10) でスムーズに働いている。
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