イヤ、実に懐かしかった!
測量計算というのは現場では距離に三角関数を掛けたり割ったりするというのが主な内容でした。 例えば 67.352605 * 0.60508246 と言った塩梅です。 その時この「手回し計算機」を知ったわけですが、「なるほど、便利な器械があるものだ」と思いながら計算していたものでした。 わり算の場合引けなくなるとチーンと音が鳴って、心地よい響きでした‥‥。
一時測量会社で働いていたことがあるが、今のように「百均」でも電卓がある時代と違って、計算は専らそろばん或いは筆算、そうでなければ概数的には「計算尺」の時代でしたから、かなり大変なもので、この器械はありがたかったですね。
それにしてもこの会社、計算機の後は輸送業界関係のソフトやハードをやっていたのですね。
数年後、Casio の展示会に行ったことがありました。 「電子そろばん」と言われたその製品はナント! ¥116,000、とても手が届くほどのものではありませんでした。