eQSL に古い DX データをアップロードすべく、 jLog でインプット作業をしていた。 元データは LibreOffice Calc であったので、 RDT231WLM (23in) に二つ並べて作業することになる。
相手局のデータも殆んど空っぽに近いのが多かった。 だってコンテスト QSO が多かったからに過ぎない。
挙句に LibreOffice に Base をインストールしたが、一回だけラベル・プリンティングが成功した。
しかしその後は何度やっても、Base にテーブルが出てこない。 Ubuntu のカーネルのアップデートも影響しているのかもしれない。
となると「データベースに連結しているアプリなら、存外ラベル・プリンティングも上手く行くのでは」と考えた。
以前その使い勝手がよくわからなかったチェコ製のアプリ CQRLog がそれだった。
jLog と CQRLog との比較
jLog では QSL R にチェックをつけるとデータインプットした日付がデフォルトになってしまうのが、過去のデータをインプットするには辛い。 20 年も前の QSL 発行を今時分になってからというのもありえないし。
ただ jLog は一部コンテストの cabrillo エクスポートに対応しているというのは取り柄だ。 その点 CQRLog は adif と html 出力しか対応していない。
jLog は QSL S/R は buro/direct・eQSL・LOTW 個別の管理ができるが、R については CQRLog は Q と ! しかない。
S については B・D・E (発送済み)の他 SB・SD・MB・MD・SMB・SMD など多くの選択肢があり、QSL プリンティングに対しての配慮が伺える。
jLog ではインプットした通りに QSO リストが表示され、過去のデータの場合ソートをかけなければならない。
CQRLog では個別インプットは日付順に表示されるので、ソートの必要がない。しかし、 adif インポートした場合はソートしなければならない。
ところが、CQRLog ではデータベースの為か QSO リストは全 QSO でなく、一部のみであること。これに気づかずインポートデータがダブってしまって、チマチマ削除するのも億劫なので、一部はやってみたが、どれほどダブっているかの見当も付かない。
それをイージーに削除できる機能を探すも、該当するものがなかった。私がインストールしていたバージョンは 1.4.1 だったのだが、作者サイトで最新は 1.5.2 であることを知り、早速アップグレイドした。
バージョン・ヒストリーに
remove dupes from the log function added
があった。これで安心。実行すると案の定 200 ほどダブっていた。
更に周波数はそれ迄 21.0 とか 21.2 といった選択しかなかったが、 21.2798 といった入力が可能になった。 私自身は再開局数日後から kHz 未満は四捨五入して LibreOffice Calc に入力していた。
eQSL にアップロードするにも一度 adif エクスポートしてから、アップロードすべき QSO を抽出していた。
しかし CQRlog にはフィルター機能があるので、そこで期間を定めてリストを作り adif エクスポートすることができる。
このフィルター機能から定めた期間の定めた QSO に対して QSL ラベル・プリンティングができるということであった。
ラベル・プリンティングは gLabels によって行うが、このアプリは Jaunty の頃使ったことがあるので、多少の勝手がわかるのが救い。
しかもバージョン 1.5.4-1 では DXCC 順に出力することも可能になった。
これでダイレクト・プリンティグができれば、win Turbo Hamlog に並ぶ日も近いだろう。